12月19日(金)のニュース

年末年始渋滞予測 上下線2日と3日ピーク見通し

 12月26日から来年1月4日までの年末年始の期間に県内を走る高速道路の渋滞は、上下線とも年始の2日と3日がピークになる見通しです。

 NEXCO東日本によりますと、下りの最大の渋滞は、東北道の羽生パーキングエリア付近を先頭に、1月2日午前11時ごろ25キロと予想されています。

 一方、Uターンによる上りの最大の渋滞は、東北道の加須インターチェンジ付近を先頭に、1月3日午後5時ごろ35キロと予想されています。

 NEXCO東日本は、混雑する日を避けた「分散利用」への協力を呼びかけています。

県立文書館企画展「北武蔵の剣術」

 江戸時代中期以降、現在の埼玉県にあたる北武蔵で剣術がさかんだったことを伝える企画展が、さいたま市浦和区の県立文書館で開かれています。

 文書館が「武術」を主なテーマに企画展を開くのは初めてで、剣術や剣道の歴史を伝える貴重な史料を展示しています。

 幕末三大流派のひとつ、「神道無念流」の免許皆伝の伝書は、流祖の福井兵右衛門から継承した戸賀崎熊太郎が、現在の羽生市にあたる埼玉郡砂山村出身で、弟子の1人である岡田重松に与えたものです。

 岡田はのちに、戸賀崎の道場を引き継いで「撃剣館」を開き、「練兵館」を創立した斎藤弥九郎や水戸藩士・藤田東湖などを育てました。

 また、明治時代後期、現在の本庄市にあたる児玉郡東富田村の武藤弥一郎から県会議員の飯塚岱蔵に宛てられたはがきには、東富田村で撃剣が流行していることを伝え、使っていない撃剣道具があれば借用したいと依頼しています。

 この企画展は、21日まで県立文書館で開かれています。