7月26日(金)のニュース

新型コロナ 県内感染者は11週連続増

 県内の新型コロナウイルスの感染者は、増加傾向にあります。

 直近の1週間の感染者数は11週連続で増加しました。

 県は新型コロナなどの感染症について、指定した261の医療機関から、1週間の感染者数の報告を受けています。

 7月15日から21日までの直近の1週間では、3247人の感染が報告されました。

 感染者数を、報告医療機関の数で割った定点あたりの報告数は12.44人で、11週連続で増加しています。

 また、子どもを中心に手足や口の中に発疹ができる「手足口病」は、18.32人で、前の週を下回りましたが、依然として高い水準となっています。

 県は、こまめな手洗いやせきエチケットなど、基本的な感染防止対策を徹底し、体調が優れないときは、早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。

関越道下り線で6台が絡む事故 9人死傷/埼玉県

 25日夜遅く、坂戸市の関越自動車道下り線でトラックや乗用車など6台が絡む事故があり、男性1人が死亡し、男女8人が軽いけがをしました。

 25日午後11時過ぎ、坂戸市中里の関越自動車道下り線で、「玉つき事故です」と110番通報がありました。

 警察によりますと、工事の規制による渋滞で止まっていた乗用車に、60代くらいの男性が運転する中型トラックが追突しました。

 さらに、中型トラックは、停止中の大型トラックにも追突するなど、車6台が絡む玉突き事故が起きたということです。

 この事故で、中型トラックを運転していた60代くらいの男性が、その場で死亡が確認されました。

 乗用車などに乗っていた男女8人は軽傷ということです。

 警察は詳しい事故原因を調べています。

共学化アンケート受け 教育長「それぞれにニーズ」

 県立高校の男子校と女子校あわせて12校の共学化への賛否を問うアンケート結果について、日吉亨教育長は26日の定例記者会見で「共学校と別学校それぞれに一定のニーズがあることがわかった」と述べました。

 アンケートは、県男女共同参画苦情処理委員の勧告を受け、県内在住・在学の中高生とその保護者を対象に、ことし4月から5月にかけてインターネット上で行われ、今月11日に結果が公表されました。

 有効回答数はおよそ6万5000件で、この内、中学生が2万4000件余り、高校生が7000件余りとなっています。

 中学生に高校の進学先を尋ねる質問で、「男女共学校へ行きたい」が56.3パーセントを占めました。

 一方、別学校への希望は6.9パーセントでした。

 この結果について、日吉亨教育長は「昨年度の県立高校の共学校と別学校の在籍生徒数の比率に近い。それぞれに一定のニーズがあると言える」と述べました。

 また、今月23日に、現役高校生の有志が別学維持を要望する署名と生徒との対話などを求めた要望書を県教育委員会に提出したことに対して「高校生の話を聞いていきたい」と述べました。

 県教育委員会は、これまで受け取った要望書やアンケート結果を基に協議し、8月末までに共学化に関する方針を出す予定です。

一日薬剤師体験 日本薬科大学

 伊奈町にキャンパスがある日本薬科大学で、薬剤師の一日体験教室が開かれ、高校生が薬の正しい使い方などを学びました。

 今回で12回目となる体験教室には、県内に住む高校生などおよそ60人が参加しました。

 はじめに、県薬務課の薬剤師の職員が講義を行い、若者の間で広がり問題となっている市販薬を過剰に摂取する「オーバードーズ」について話しました。

 職員は「オーバードーズ」は幻覚や意識障害が起きる危険性があることを紹介し、医薬品を正しく使うよう呼びかけました。

 また、生徒たちは、無菌状態を想定した部屋でブドウ糖を使った点滴の調製作業に挑戦するなど、薬剤師の仕事を体験しました。

 参加した生徒たちは医薬品の正しい使い方や薬剤師の業務について理解を深めていました。