6月9日(金)のニュース

大野知事 中野政務官 大雨被害受け松伏町視察

 6月2日から3日にかけて降った大雨で大きな被害を受けた松伏町を、大野知事と、埼玉7区選出で内閣府大臣政務官の中野英幸衆議院議員が視察しました。

 大野知事と中野政務官は、松伏町の鈴木勝町長から大雨の被害状況の説明を受け、今後の対策について意見を交わしました。

 この中では、排水能力を超えた大雨で冠水が広がる「内水被害」が特徴だとして、町を囲む川の上流に貯水施設を造るべきではないかなどの意見が出たということです。

 このあと、大野知事らは床上浸水の被害が多く出た地域を訪ね、町の職員が住宅を消毒する様子などを視察しました。

 県のまとめによりますと、9日午前11時の時点で、今回の大雨による人的被害は、軽傷が5人、床上浸水748件、床下浸水が2997件となっています。このうち松伏町は軽傷が1人、床上浸水51件、床下浸水が132件でした。

 大野知事らは、今後の災害対策に向けて、浸水被害にあった住民に当時の状況について話を聞くなどしていました。

秩父市のこども園に太陽光発電設備

 秩父市の花の森こども園に太陽光発電設備が寄贈されたのを記念して、9日、園内で式典が行われました。

 この取り組みは、再生可能エネルギーの普及啓発などを行うNPO法人、「そらべあ基金」の環境教育活動に賛同するソニー生命保険が、基金への寄付を通じて全国の保育園や幼稚園などに、太陽光発電設備を贈っています。

 県内の保育施設への寄贈は、初めてです。

 太陽光発電設備に加えて、紙芝居や絵本を贈られた園児たちは、集まった人たちに向けてお礼の歌を披露しました。

 今回贈られた太陽光発電設備は、最大およそ5キロワットまで発電可能で、花の森こども園が年間で使用する電力を、すべてまかなえる見込みだということです。

川越八幡宮 川内優輝選手が足形の型取り

 川越八幡宮で9日、マラソン選手の川内優輝さんが、奉納する足形の型を取りました。

 川越八幡宮の境内には、足腰の健康の神様を奉る民部稲荷神社があり、通称「マラソン神社」として、全国の市民ランナーに親しまれています。

 川内選手は、マラソン神社をお参りしたあと、奉納する足形の型を取りました。

 川越八幡宮が2030年に創建1000年になることを記念して、参拝に訪れる市民ランナーに、川内選手の足形で「勇気や希望、最後まで諦めない忍耐力」を体感してほしいと神社が依頼しました。

 足形は、7月中旬ごろ披露される予定です。

埼玉観光サポートデスク開設

 県物産観光協会は、6月1日から外国人観光客に対応する「埼玉観光サポートデスク」をさいたま市内に開設しました。

 「埼玉観光サポートデスク」は外国人観光客からの問い合わせに応じる窓口で、県内のおすすめの観光地などを主に外国人のスタッフが案内します。

 また、東京都に滞在する外国人観光客に埼玉県まで足を伸ばしてもらおうと、スタッフが都内のホテルや旅行会社にセールスし、ツアーに県内の観光地を組み込んでもらうよう働きかけるなど営業活動も展開します。

 「埼玉観光サポートデスク」の窓口は平日午前9時から午後5時半まで開設され、土日、祝日は電話とメールで受け付けます。