昨年度 障害者への虐待 過去2番目の多さ
昨年度、県内で確認された障害者への虐待は163件で、過去2番目に多かったことが県の調べで分かりました。
県障害者支援課によりますと、県内の市町村で受け付けた虐待の通報の届出数は1045件で、このうち虐待と認定されたのは163件でした。
通報の届出数と虐待に認定された件数は、いずれも過去2番目の多さです。
障害者福祉施設の職員などによる虐待と認定されたのは60件で、前の年度より14件増えています。
内容別では「身体的虐待」が33件、「心理的虐待」が30件、そして「性的虐待」が7件となっています。
一方、家族などの養護者による虐待と認定されたのは103件で、前の年度より5件減っています。
「身体的虐待」が76件と最も多く、次いで「心理的虐待」が19件と、なっています。
県は、障害者や高齢者などへの虐待が疑われる場合は、「埼玉県虐待通報ダイヤル」#7171に連絡するよう呼びかけています。
