12月24日(水)のニュース

昨年度 障害者への虐待 過去2番目の多さ

 昨年度、県内で確認された障害者への虐待は163件で、過去2番目に多かったことが県の調べで分かりました。

 県障害者支援課によりますと、県内の市町村で受け付けた虐待の通報の届出数は1045件で、このうち虐待と認定されたのは163件でした。

 通報の届出数と虐待に認定された件数は、いずれも過去2番目の多さです。

 障害者福祉施設の職員などによる虐待と認定されたのは60件で、前の年度より14件増えています。

 内容別では「身体的虐待」が33件、「心理的虐待」が30件、そして「性的虐待」が7件となっています。

 一方、家族などの養護者による虐待と認定されたのは103件で、前の年度より5件減っています。

 「身体的虐待」が76件と最も多く、次いで「心理的虐待」が19件と、なっています。

 県は、障害者や高齢者などへの虐待が疑われる場合は、「埼玉県虐待通報ダイヤル」#7171に連絡するよう呼びかけています。

小学校で終業式

 県内の多くの小学校で24日、2学期の終業式が行われました。

 多くの子どもたちは25日から冬休みに入ります。

 さいたま市立尾間木小学校で行われた終業式には、およそ1000人の児童が参加しました。

 丹後雅博校長は、年末の大掃除やおせち料理を食べる意味を説明したうえで「冬休みはいろいろな行事に込められた意味を考えるのもいいと思う」と話しました。

 児童は式を終えて教室に戻ると「学んだことを復習する」「みんなで元気に3学期を迎える」など、冬休みの過ごし方について確認しました。

 そして担任の先生から通知表を受け取り、2学期に学んだことなどを振り返っていました。

JR東日本 年末年始 下りのピークは今月30日

 JR東日本の年末年始の指定席の予約状況は、下りが今月30日、上りは来年1月3日がピークとなっています。

 JR東日本によりますと、今月15日現在、今月26日から来年1月4日までの新幹線の指定席は、予約可能な272万席のうち、157万席がすでに予約されています。

 これは、去年の同じ時期と比べてほぼ同じ状況です。

 新幹線と在来線の指定席の予約状況は、下りのピークが今月30日で、Uターンとなる上りのピークは、来年1月3日です。

 また、新幹線は、「はやぶさ」「こまち」「やまびこ」「かがやき」「はくたか」については、今月27日から30日の下りと、来年1月2日から4日の上りで、ほぼ満席になっているということです。

 JR東日本は、最新の予約状況はホームページを確認するよう呼びかけています。

県が感謝状贈呈 「さいたま緑のトラスト基金」などに寄付

 県は県内の森林保全に活用される「さいたま緑のトラスト基金」などに寄付をした企業や団体に感謝状を贈りました。

 県庁で開かれた贈呈式には、企業や団体、高校など9者が出席しました。

 「さいたま緑のトラスト基金」は、県内の優れた自然環境を守り県民の財産として保全するための資金を目的に1985年に創設され、県内に14か所ある「緑のトラスト保全地」の管理などに使われます。

 また、「彩の国みどりの基金」は、森林保全のほか、学校や公園など身近な施設で緑を創出・保全するために、2008年に創設されました。

 贈呈式で県の堀口幸生環境部長は、街や森に緑があることで生態系が豊かになるとしたうえで「県が進めるネイチャーポジティブ運動の基盤になるのが緑なのでさらに力を入れていきたい」ととあいさつし、出席者に感謝状を手渡しました。

やきとり×牡丹だんご 「地方創生スイーツ」お披露目

 地域のさらなるブランド力の向上を目指そうと東松山市にゆかりのある銀行や高校などが協力してオリジナルスイーツを開発し、24日、お披露目されました。

 24日行われた商品発表会には、東松山市や県立松山高校、埼玉りそな銀行東松山支店など市にゆかりのある6者が参加しました。

 市のさらなるブランド力の向上や地域の伝統と食文化の伝承を目指して、今回新たに開発されたスイーツが「東松山散歩やきとり牡丹団子」です。

 地元名物のやきとりの「辛みそだれ」とあんこを合わせた新感覚の和菓子となっています。

 県立松山女子高校と女子栄養大学がアイデアを提案し、明治45年創業の老舗和菓子店「富久屋」が完成品に仕上げました。

 24日は森田光一市長らが試食をしました。

 新たな名物にしたいと開発された「東松山散歩やきとり牡丹団子」は、来年の2月中旬以降に富久屋で販売される予定です。

スターライトイルミネーション

 シリーズでお伝えしている県内のイルミネーション。

 クリスマスイブの24日は、滑川町にある国営武蔵丘陵森林公園の「スターライトイルミネーション」です。

 国営武蔵丘陵森林公園の「中央口エリア」では、およそ55万球のイルミネーションやカラーライトアップが訪れた人たちを出迎えます。

 木々と優しい明かりに包まれた「ナッツビル」では、森の妖精「モーリー」たちがクリスマスマーケットを開く様子をオブジェで表現していて、ぬくもりを感じられる絵本のような世界観に包まれます。

 一方、カラフルなライトアップやプロジェクションマッピングによるショーも開かれていて、木々に包まれた空間で様々な演出を楽しみながらクリスマスの時を過ごすことができます。

 国営武蔵丘陵森林公園の「スターライトイルミネーション」は、25日まで行われています。