5月8日(水)のニュース

さいたま商工会議所 創立20周年記念式典

 4月1日に創立20周年を迎えたさいたま商工会議所の記念式典が8日、さいたま市内で開かれました。

 式典には、大野知事やさいたま市の清水市長、それに県内の商工会議所の会員などおよそ250人が出席しました。

 さいたま商工会議所は、県内初の商工会議所で130年の歴史がある旧浦和商工会議所と大宮それに与野の3つの商工会議所が合併し2004年4月1日に誕生しました。

 さいたま商工会議所の池田一義会頭は「創立20周年を迎えるにあたり、キャッチコピーとしている笑顔あふれる未来につなげるためには、自己変革が重要となる。私たちも会員のニーズや時代の要請に応えられるよう自己変革を続けていきたい」とあいさつしました。

 このあと川本武彦副会頭が「魅力あふれるさいたま市の実現に向けた活動に貢献する」と創立20周年を記念して宣言しました。

ALS介護給付請求 吉川市に賠償命じる

 吉川市に住んでいたALS=筋萎縮性側索硬化症の患者の男性が、市が重度訪問介護サービスを1日あたりおよそ13時間とした決定は不当として、24時間態勢の介護給付などを求めた裁判でさいたま地裁は8日、1日あたりおよそ19時間半の給付を決定し、市に対し男性が負担した介護費用の一部などおよそ133万円の賠償を命じる判決を言い渡しました。

 判決などによりますと、2015年にALSと診断された48歳の男性は症状が進行し、ヘルパーによるたんの吸引などが常時必要となりました。

 2019年に男性は、市の重度訪問介護制度を利用して1日24時間態勢の介護を申請しましたが、市は妻による介護が可能などとして、およそ13時間の給付を決定しました。

 また、申請を受けた2019年の調査で、自宅を訪れた市の障がい福祉課の職員が、50音が書かれた文字盤に視線を送る方法で意思表示をした男性に対し「時間稼ぎですか」と発言したとして、男性は市の決定の取り消しと慰謝料を求めていました。

 8日の判決でさいたま地裁の田中秀幸裁判長は、妻にとって介護が過度な負担かどうかの検討を怠っていたと指摘し、1日あたりおよそ19時間半の給付と男性が負担した介護費用などおよそ133万円の賠償を命じました。

 職員の発言については「軽率な執務態度によるものと評価されてもやむを得ない。強度の誹謗中傷的な発言」などとして、慰謝料5万円を支払るよう命じました。

 吉川市の障がい福祉課はテレ玉の取材に対し「市としては判決結果を確認できていないのでコメントは控えます。今後については判決結果を確認して検討していきたい」としています。

70代女性が被害 詐欺疑いで男子高校生逮捕

 さいたま市に住む70代の女性から現金200万円をだましとったとして、川越市の男子高校生が詐欺の疑いで逮捕されました。

 男子高校生は容疑を認めていて、警察は「受け子」とみて調べています。

 逮捕されたのは、川越市に住む15歳の男子高校生です。

 警察によりますと、男子高校生は4月2日午後1時45分ごろ、東武伊勢崎線南羽生駅で76歳の女性から現金200万円をだまし取った疑いがもたれています。

 同じ日の午前9時半ごろ、女性の自宅には次男を名乗る男から「同僚の女性を妊娠させてしまい、子どもをおろすための処置費用や謝罪のためのお金が必要だ」「取りに行けないので、別の人が取りに行く」などと電話がありました。

 話を信じた女性は、相手が指定した東武伊勢崎線南羽生駅に向かい、男子高校生に現金200万円を手渡したということです。

 調べに対し、男子高校生は「受け子として現金を受け取ったことは間違いありません」と容疑を認めているということです。

明治安田に感謝状 スポーツ埼玉みらい資金に寄付

 アスリートや指導者などの育成に活用してもらおうと、明治安田生命保険が県スポーツ協会に50万円を寄付しました。

 県庁を訪れた明治安田生命保険の瀧野瀬雅夫埼玉本部長は、県スポーツ協会が2021年に創設した「スポーツ埼玉みらい資金」への寄付金50万円の目録を、県スポーツ協会会長の大野知事に手渡しました。

 寄付金は、ことし10月に東秩父村で開催予定のスポーツイベントで行われる体力測定会をはじめ、選手や指導者などスポーツに関わる幅広い人材の育成に活用されるということです。

 大野知事は「スポーツは新しい世代を育てるためにも極めて重要なうえ、人と人をつなぐ効果もあるので健康づくりとともに力を入れていきたい」と感謝しました。

 これを受け、瀧野瀬埼玉本部長は「元気な未来を作っていく子どもたちに、より豊かな環境づくりに少しでもお手伝いができればと思っている」と述べました。

加須市の小学校で田植え体験

 県内有数の米どころ加須市で、地元の小学生が田植えを体験をしました。

 田植えに挑戦したのは、加須市立大利根東小学校の5年生の児童32人です。

 大利根東小学校では、食の大切さや昔ながらの米作りについて学んでもらおうと、近隣住民や地元の農家の人による「学校応援団」が指導して毎年、田植え体験を行っています。

 はじめは、慣れない泥の感触に声を上げる児童もいましたが、次第に慣れてくると、笑顔で田植えを楽しんでいました。

 稲は学校応援団が管理し秋に収穫することにしていて、米の一部は能登半島地震で被災した石川県七尾市の小学校に寄付するほか、学校行事で保護者へ販売されるということです。

伊奈町でバラまつり

 伊奈町にある伊奈町制施行記念公園にある県内最大のバラ園でバラが見頃を迎えています。

 敷地面積が、およそ1万4000平方メートルのバラ園には400種類5000株のバラが植えられています。

 中には、町政施行50周年を記念して作られた淡く黄色い花が特徴の「伊奈の月」といった町のオリジナル品種や、サッカーJ1浦和レッズ公認のバラなども鑑賞することができます。

 ことしは早い品種が例年とほぼ同じ時期の4月末ごろに咲き始め、現在が見ごろだということです。

 訪れた人たちは園内をゆっくりと散策したり、華麗に咲き誇るバラを写真に撮ったりして楽しんでいました。

 園内では5月31日までバラまつりが開かれていて、期間中の土日には、地元の中高生によるコンサートや限定1組が結婚式を挙げる「ローズウェディング」などのイベントが開かれます。

 そして5月11日と12日には「ばらサミット」が開かれ、加盟する全国29の市と町が集まり、バラを活用したまちづくりの事例発表や栽培技術の交流などを行うということです。