3月18日(土)のニュース

埼玉文芸賞贈呈式

 小説やエッセイなど、さまざまな文芸の部門で優れた作品を表彰する埼玉文芸賞の贈呈式が桶川市のさいたま文学館で開かれました。

 埼玉文芸賞は県内の文芸活動の振興を図るため、県と県の教育委員会が1969年に創設しました。

 贈呈式が開かれるのは、新型コロナの影響で4年ぶりで、今回は小説やエッセイ、児童文学など7つの部門で15歳から91歳までの幅広い世代からあわせて390点の応募がありました。

 選考委員会の委員長を務める歌人の沖ななもさんは「今を生きる私たちの感情を表現できることが文学の楽しみです。受賞された皆様の中からこれからも多くの作品が生まれることを期待しています」と述べました。

 最優秀賞にあたる埼玉文芸賞には、「小説・戯曲部門」で星野透さん、「詩部門」で中尾敏康さん、「短歌部門」で綾部光芳さんの3人が選ばれました。

 また、今回、応募した県内の高校生のうち4人が若手が対象の「奨励賞」を受賞しました。

 受賞作品は、6月に出版予定の「文芸埼玉」に掲載されます。