9月22日(木)のニュース

スモーク被害 2人懲戒 空自ブルーインパルス

 去年の東京パラリンピック開会式当日に飛行した「ブルーインパルス」のカラースモークの塗料が、航空自衛隊入間基地周辺の車などに付着した問題で、航空自衛隊は22日、2人を懲戒処分にしました。

 飛行計画を承認し、実施させたとして、当時の部隊指揮官で50代の男性1等空佐が減給1か月、計画を立案し自らも編隊長として飛行した40代の男性2等空佐が戒告となりました。ほかに、乗員ら合わせて7人を注意や口頭注意としました。

 航空自衛隊によりますと、ブルーインパルスの機体は都内での飛行を終え、入間基地に戻る際にカラースモークを出しました。

 低い高度で飛んだため被害が出て、基地周辺から500件ほど、車両およそ1200台分の問い合わせがあり、損害賠償の手続きを進めています。

新型コロナ 5369人感染3人死亡

 県内で22日、新たに5369人の新型コロナウイルスの感染と、3人の死亡が確認されました。

 1日あたりの感染者が前の週の同じ曜日を下回るのは29日連続です。

 一週間平均は3659・3人で、2日連続で4000人を下回るなど減少傾向にあります。

 一方、感染者数は依然として高い水準にあるほか、新たに医療機関2か所と高齢者施設1か所で集団感染が確認されるなど医療現場や福祉施設でのクラスターが目立ちます。

 また、年齢別では、ワクチンの接種率が低い若い世代の感染が比較的多い傾向があり、県は、接種を前向きに検討するよう呼びかけています。

入間市議会 県内初「おいしい狭山茶大好き条例」可決

 「おいしい狭山茶大好き条例」が22日、入間市議会で可決されました。狭山茶のある暮らしを次の時代へつないでいくための県内初の条例です。若い人たちをはじめ、急須で茶を淹れて飲む人が少なくなり、生産者や販売店は厳しい経営を強いられています。

 狭山茶の主要な産地入間市は、生産者・販売店、市民、それに行政が一体となってPRし、狭山茶のある暮らしをつないでいこうと「おいしい狭山茶大好き条例案」を9月議会に提出し、22日可決されました。

 10月1日から施行される条例では、市民は1日1杯の狭山茶を飲むなど、狭山茶のある生活を心がけることや、狭山茶が初めて取引された1819年6月にちなんで、6月の第1日曜日を「狭山茶の日」と定めています。

 閉会後、茶の事業者や市議会議員、それに市の職員らが一緒に狭山茶を飲みながら、条例の成立を喜びました。

 市は11月6日に条例制定記念イベントを生産者らと開き、狭山茶の販売や楽しみ方を伝えることにしています。

知事 県内3選手に「彩の国功労賞」議案提出へ

 大野知事は、世界水泳で銀メダルを獲得するなどした県内3人のアスリートに「彩の国功労賞」を贈る追加議案を、開会中の9月定例県議会に提出します。

 追加議案は、本会議に先立ち開かれた議会運営委員会で示されました。贈呈の対象となるのは、ことし夏に開かれた世界水泳、アーティスティックスイミングで2つの銀メダルと銅メダルを獲得した、さいたま市の柳沢明希選手と、シンクロナイズドダイビングで銀メダルを獲得した川口市の金戸凜選手、国内女子ゴルフツアーで、史上3人目となる初優勝から2連勝を果たした、川島町の岩井千怜選手のあわせて3人です。

 議案は、9月定例県議会最終日の10月14日に提出される予定です。

自転車「ながらスマホ」の危険を体験

 秋の全国交通安全運動にあわせ、自転車に乗りながらスマートフォンを操作する「ながらスマホ」の危険性を学ぶVR体験会が、さいたま市北区で開かれました。

 この体験会は、自転車に乗った時の「ながらスマホ」をなくそうと、KDDIなどが始めたプロジェクトの一環として開かれました。

 体験では参加者がVRのゴーグルを装着し、普通の自転車に乗った時と「ながらスマホ」の時の視野を比較したり、歩いてきた歩行者に気付いてブレーキをかけるまでの反応速度を確かめたりしました。

 参加者は、普段はなかなかできない「ながらスマホ」の視野を体験しながら、その危なさを実感していました。

伝統的な技法「桐塑」がテーマの特別展を開催

 日本有数のひな人形の生産地として知られるさいたま市岩槻区で、伝統的な人形づくりの制作方法をテーマにした特別展が、23日から開かれます。

 特別展では、伝統的な人形づくりの技法「桐塑(とうそ)」にスポットを当てた展示が行われます。「桐塑」は、桐のおがくずと小麦粉を使った生麩糊を粘土状に練り上げたものを、型にはめて人形の頭を作ります。

 展示では、カキなどの貝殻から出来る胡粉を何層にも塗り、桐塑頭を作り上げる工程を紹介するほか、実際に触ってきめ細やかなつくりを実感出来るブースや、頭職人の作業場を再現したコーナーなどが設けられます。

 また、特別展にあわせて岩槻区内5店の和菓子店では、人形の頭をイメージした和菓子が販売される他、期間中着物で来館した人は入館料が無料になる特典もあります。

 岩槻人形博物館の特別展「人形づくりいろはの”い”」は、9月23日から12月4日まで開かれます。

9月定例県議会開会 過去最大補正予算案など提出

 9月定例県議会が22日開会し、大野知事は、原油価格や物価の高騰の影響を受ける事業者への支援を盛り込んだ過去最大となる1765億円あまりの一般会計補正予算案など、11議案を提出しました。

 新型コロナ対策には、軽症の自宅療養者を継続的に健康観察するため医療提供体制を強化する費用など、およそ1619億6200万円を計上しました。

 また原油や物価の高騰の影響を受ける事業者などの緊急支援策に、およそ74億1800万円を盛り込みました。

 大野知事は「コロナ禍において長引く原油価格や物価高騰の影響により、厳しい状況に置かれている県民、県内事業者への支援や新型コロナウイルスのさらなる感染拡大を見据えた医療提供体制などの確保・強化のための経費を計上した」と説明しました。

 9月定例県議会は、一般質問や委員会審査などを経て、来月14日に閉会する予定です。

県議会で避難訓練

 9月定例県議会の散会後、議場では大規模地震の発生を想定した避難訓練が行われました。訓練は本会議開会中に県内で震度6弱の地震が発生したという想定で行われ、県議会議員と執行部、それに職員などあわせておよそ100人が参加しました。

 議員らは地震が発生すると机の下に入って身を守る行動をとり、揺れが収まって安全確認を終えると、議場の外に避難しました。

 今回の訓練で得られた実効性や改善点は、今年度中をめどに策定を予定している県議会のBCP=災害などでの損害を最小限にとどめるための行動計画の参考にすることにしています。