11月17日(月)のニュース

1800万円余横領疑い 中古車販売店 元店長逮捕

 上尾市の中古車販売店の売上金1800万円余りを横領したとして、元店長の男が逮捕されました。

 業務上横領の疑いで逮捕されたのは、上尾市小泉の無職 額賀正樹容疑者(46)です。

 警察によりますと、額賀容疑者は、おととし12月から去年6月にかけて、店長として勤めていた上尾市原市の中古車販売店「オートセレクション大宮栗橋バイパス店」の売上金1858万円を横領した疑いが持たれています。

 額賀容疑者は客から現金を受け取った後、手書きの領収書を手渡し19人の客から預かった現金を横領していたということです。

 本社の経理担当者がおよそ1億円の未収金があったことを不審に思い、社内調査を行ったところ発覚しました。

 額賀容疑者は、これまでにあわせておよそ7300万円を横領していたとみられていて、過去に横領した分の補てんや遊ぶ金に使うなど容疑を認めているということです。

 警察は、ほかにも余罪があるとみて詳しく調べています。

暴力追放・薬物乱用防止埼玉県民大会

 暴力団や薬物乱用のない安全な社会の実現を目指す県民大会が、さいたま市で開かれました。

 大会には県や県警の職員らおよそ800人が参加し、暴力団の追放や薬物乱用の防止に貢献した個人や団体が表彰されました。

 そして、「私たちは暴力団と薬物乱用を根絶するという決意を新たにし、県民総ぐるみで『安全で安心な住みよい埼玉』を実現するための活動を推進する」とした大会宣言が採択されました。

 このあと、埼玉弁護士会の青山隆治弁護士が後を絶たない詐欺をテーマに講演し、預貯金詐欺やロマンス詐欺などの被害事例をあげました。

 そして「被害金額の大半は、詐欺組織の仕組みを作っている人物が受け取っている」とし、暴力団が関与している場合は、代表者訴訟で損害賠償請求ができることなどを説明しました。

立教大学 現代心理学部学生が知事に政策提言

 若い世代の意見を県政の課題解決に生かしてほしいと、立教大学の学生が大野知事に政策提言をしました。

 学生による知事への政策提言は、2010年に埼玉大学で始まりました。

 立教大学で行われるのは3回目で、今回は現代心理学部の学生が参加しました。

 前年度末までに県庁内で集まったおよそ20のテーマの中から、立教大学の学生が取り組むのは「職員のメンタル不調者を減らすために」と「聴覚障害者への理解を促進しデフスポーツを普及するには」の2つです。

 職員に関するテーマでは、県庁は部署異動が頻繁なうえ、業務内容が多岐にわたるため、職員のストレスが増加する状況などを指摘しました。

 そのうえで、業務で困った職員が、自らのスキルを活用したいと考えている別の部署の職員に気軽に支援を求められる制度や、コーヒーなどを飲んだ後、15分程度の仮眠をし心理的ストレスを減らす取り組みを提案しました。

 大野知事は「面白く非常に可能性があると思いました」と評価しました。

 県は先月、埼玉大学の学生からも提言を受けていて、今後、庁内の施策などに活用できるものがあれば検討する方針です。

埼玉文学賞 授賞式

 県民などから募集した文学作品を表彰する「埼玉文学賞」の授賞式が、さいたま市で開かれました。

 「埼玉文学賞」の対象となるのは、県民や県内に通勤・通学する人で、埼玉との関わりをテーマにした作品であれば、県外に住む人も応募できます。

 ことしは小説・詩・俳句それに短歌の4つの部門に、過去3番目に多いあわせて894点の作品が全国から寄せられました。

 今回は、小説・詩・俳句の3部門で最高賞にあたる正賞が選ばれました。

 小説部門は坂戸市の日高博さんの「天晴ウォッチ」、詩の部門は東松山市の野沢舞花さんの「光の痕」、俳句部門は川口市の浅野都さんの「朝になれば」が受賞しています。