12月21日(土)のニュース

吉川警察署 地元の小学生が一日警察署長に就任

 吉川警察署の一日警察署長に地元の小学生が就任し、管内で相次ぐ自動車や自転車の盗難被害に注意するよう呼びかけました。

 一日警察署長に就任したのは、警察署が管轄する吉川市と三郷市の小学生2人です。

 2人はまず、「ワイヤーフレームカー」と呼ばれる、ワイヤーで形取った車で、盗難や「車上荒らし」の手口などを学びました。

 管内ではことしに入ってから先月末までに、自動車が79件、自転車は559件の盗難被害が確認されていて、いずれも去年と比べて増加しています。

 対策としては、▼ハンドルロックやタイヤロックの機能を活用するほか、▼近づいてきた人に反応して光が点灯する「センサーライト」を自宅やガレージに付けることが有効です。

 2人は駅の利用者などに「鍵を必ずかけてください」と声をかけながら、反射材や、窓の施錠を補助する鍵を配っていました。

 また、21日は、抽選で、ハンドルロックや自転車の盗難を防ぐU字ロックといった防犯グッズが渡されました。

新年への願い込め... 高校生が「希望の一文字」

 ことしも残すところ10日余りとなりました。

 川越市で、地元の高校の書道部員が、新年が希望にあふれた1年になることを願って、漢字ひと文字の書をしたためました。

 川越八幡宮では、新年に向けた「希望の一文字」の発表会がおととしから企画されています。

 書をしたためるのは、県立川越女子高校書道部の生徒です。

 漢字ひと文字は全国から募集し、去年はおよそ4000通の中から、平和の「和」という漢字が選ばれました。

 ことし書き上げたのは、「叶」というひと文字です。

 全国から寄せられた3831通の応募の中で、最も多い391票を集めました。

 「自分自身の夢を叶えたい」という理由で選んだ人が多かったということです。

 また、境内には川越市立川越第一中学校の生徒が製作したジャンボ絵馬が飾られました。

 絵馬の中心には、来年の干支の「巳」が描かれています。

 その横に、川越八幡宮の「創建1000年まであと五年」という文字が添えられました。

 また、12月、完成した鳥居のイラストも入っています。

 「希望の一文字」とジャンボ絵馬は一年間、川越八幡宮の境内に飾られるということです。